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第58話 蓮が追い詰める

Auteur: 月歌
last update Date de publication: 2026-05-04 18:59:34

「すまない……この魔法陣は、不定期に発動するんだ。こんな姿……お前に見せたくなかったのに……悪かった。ぐっ……うう」

呪いは不定期に発動し、一気に命を奪うことなくじわじわとカインの体を蝕み、苦しめる。ついさっきまでの甘い余韻など一瞬で吹き飛ばし、鋭い痛みがカインの全身を駆け抜けていく。まるで、ゆっくりと死に追いやるための拷問のような呪いだった。

これを、カインは十一歳の時からその身に受け続けてきたというのか。

智也は、青ざめた顔で苦しむ彼を見つめた。肌には脂汗が浮かび、呼吸は浅く乱れている。見ているだけで胸が潰れそうだった。

「医者を……ギーナを呼んでくるね!!」

「いや、いい。それより、彼女から痛み止めの薬液を貰っている。それを取ってきてくれないか」

カインがかろうじてそう言った。智也は彼の指差した先へ慌てて駆けた。タオルに包まれたガラス瓶を見つけると、震える手でそれを持って戻り、カインに飲ませる。

薬液を飲んだ途端、彼は糸が切れたように意識を失った。よほど強い薬なのだろう。気を失うほどでなければ、この痛みから逃れられないのかもしれない。

だが、気を失ってなお、カインは苦しげに小さ
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